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IBMが新しいサーバアーキテクチャを発表。要点はプロセッサとメモリーは別の筐体で、外部ケーブルを介して最大42.4GB/秒速度の高速バスで接続(MAX5)。メモリー用筐体には最大3Tバイトというメモリーが搭載できる。2台のサーバー間でハードウェア資源を柔軟に分配できる(FlexNode)。8個のSSDをパッケージ化したストレージで、HDDの800倍相当の入出力処理数を実現(eXFlash)。やはり注目はメモリが大容量であることですよね。IBMも報道発表で語っていたそうですが、プロセッサの処理能力は急速に向上したが、メモリ容量は増えていないため、この先、プロセッサが速くしても、メモリが足りずに処理が進まないという自体になるし、実際、メモリ不足からサーバーの使用率は上がりにくくなっているといわれます。また仮想マシンの数はプロセッサ性能ではなく、メモリ容量不足で縛られますからね。
このIBMの新アーキテクチャがどれぐらいに性能がでるかはわかりませんが、仮にうまくいくとしたら、次の課題はメモリのアクセス速度と帯域、消費電力。メモリは容量も増えていませんが、それ以上にアクセス速度はあがらず、メモリが性能のボトルネックになっています。これをさける方法のひとつはプロセッサのクロックは低めにするかわりにコア数を増やすことでしたが(メニーコア化)、これはメモリの帯域不足という問題にぶつかります。また、個人的には消費電力の方が気になります。御存知のように過去の動作周波数をあげることでプロセッサ性能をあげるアプローチは、消費電力という壁にぶつかったわけですが、メニーコアプロセッサはコア単位の可変周波数などの省電力技術を導入していますが、それでも早晩、消費電力の壁にぶつかる可能性は高いように思います。
それにしても、今回のIBMのアーキテクチャはメインフレームの世界ですね。その意味ではIBMならではといえますが、同時にPCサーバも行き着くところまで行くとメインフレームと変わらないということなのでしょう。
さて3TBのメモリがあったら何をしましょうかね。考えるだけでわくわくしますよね。
"佐藤一郎: Web日記 (2010年) (via reservoir)